― 文法ではなく「型」として使い直す ―
英語をやり直そうとすると、多くの人がまず「文法」を思い浮かべます。
be動詞、一般動詞、時制、助動詞…。
たくさん覚え直さないといけない気がして、そこで気持ちが重くなる。
でも、ここまでの記事で見てきた通り、問題は文法の量ではありませんでした。
では、英語を話すために最初に何を組み直せばいいのか?
答えは、とてもシンプルです。
be動詞と一般動詞。
この2つの「型」です。
be動詞と一般動詞は「文法項目」ではない
学生時代、be動詞と一般動詞はこんなふうに習ったはずです。
be動詞:am / are / is
一般動詞:play / eat / go など
そしてテストでは、「どちらを使うか」を選ばされてきました。
でも、ここで一度、見方を変えてください。
be動詞と一般動詞は、覚える知識の違いではありません。
文を作る“型”の違いです。
英語の文は、まず「型」で決まる
英語の文は、最初に「どんな型の文か」が決まります。
be動詞の型
主語 + be動詞 + 情報
この型は、「状態・性質・身分・場所」を伝えるときに使われます。
例:
I am tired.
I am a student.
I am at home.
どれも、「主語がどういう状態か」を説明しています。
一般動詞の型
主語 + 動作
こちらは、「何をするか・何が起きるか」を伝える型です。
例:
I play tennis.
I eat breakfast.
I go to work.
ここでは、主語が「何をするか」が中心です。
重要なのは「どちらを選ぶか」ではない
多くの人がつまずくのは、ここです。
be動詞か、一般動詞か…どっちが正しいんだろう?
でも実際には、正解探しをする場面ではありません。
考えるべきなのは、ただ一つ。
今、自分は「状態」を言いたいのか、それとも「動作」を言いたいのか?
それだけです。
状態を言いたい → be動詞の型
動作を言いたい → 一般動詞の型
英語は、この選択から始まります。
英語が使えなかった本当の理由
学生時代、be動詞も一般動詞も学びました。
でも、多くの人は、それを説明用の知識としてしか扱っていませんでした。
ルールを覚える
問題を解く
正解かどうかを判断する
その結果、
文を作るたびに考え込む
口から自然に出てこない
という状態になります。
英語が話せなかったのは、語彙が少なかったからでも、文法を知らなかったからでもありません。
型を、何度も同じ形で使っていなかった。
それだけです。
英語は「型+単語」の繰り返し
ここで、英語の正体をもう一度はっきりさせます。
英語は、新しい文法を増やす言語ではなく、同じ型に単語を入れ替える言語です。
be動詞の型なら、
I am tired.
I am busy.
I am happy.
一般動詞の型なら、
I eat breakfast.
I eat lunch.
I eat dinner.
やっていることは同じです。
型は固定、単語だけを入れ替える。
これを繰り返すことで、考えなくても文が出てくるようになります。
まずやるべき練習は「文法の勉強」ではない
ここまで読むと、「じゃあ、次は何をすればいいのか」が見えてきたはずです。
やるべきことは、
文法書を最初から読むこと
難しい例文を覚えること
ではありません。
まずは、be動詞の型で自分の状態を言う
一般動詞の型で自分の行動を言う
この2つを、同じ形で何度も使うことです。
完璧な英語である必要はありません。
大事なのは、「型を崩さずに口に出す」ことです。
英語リスタートは、ここから始まる
be動詞と一般動詞。
たった2つの型ですが、ここが曖昧なままでは、その先に進んでも必ず戻ってきます。
逆に言えば、ここが固まれば、
- 時制
- 疑問文
- 否定文
といった要素も、すべて同じ型の延長として理解できます。
英語リスタートは、難しいところから始める必要はありません。
一番シンプルで、一番使われている場所からでいい。
次の記事では、このbe動詞と一般動詞の型を使って、「疑問文・否定文をどう作るか」を暗記ではなく構造の視点で整理していきます。
英語は、ここから確実に「動き始めます」。


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