英語が話せない原因は「文法不足」ではない

英語が話せない原因は「文法不足」ではない。6年学んでも使えなかった本当の理由

― 6年学んでも使えなかった本当の理由 ―

英語を6年間も勉強してきたのに、話そうとすると言葉が出てこない。
単語も文法も、見覚えはある。
それなのに、使えない。

この経験をしている人は、あなただけではありません。
むしろ、日本ではごく普通のことです。

中学3年、高校3年。
合計6年間も英語を学んできたにもかかわらず、英語を使えない人が大多数を占めています。

ここで一度、冷静に考えてみてください。
6年も学んだ教科が、ほとんど使えないまま終わるというのは、かなり不自然です。

実はこの事実こそが、「英語が話せない原因は文法不足ではない」という結論につながっています。

文法は、思っているほど多くない

英語を学び直す中で、多くの人が驚くことがあります。

それは、中学英語と高校英語を合わせても、文法の“型”は15前後しかないという事実です。

be動詞、一般動詞、時制、助動詞、不定詞、前置詞、関係詞…。
一見すると多く感じますが、「新しい考え方」という意味では、数はかなり限られています。

しかも、高校英語で扱っている内容の多くは、中学英語で学んだ型を、より細かく・正確に使っているだけです。

つまり、

  • 文法の量が多すぎたわけでもない
  • 覚える時間が足りなかったわけでもない

それでも使えなかった。

この事実から見えてくるのは、問題は「量」ではなく「扱い方」にあったということです。

原因① 文法を「正解を作る知識」として学んでいた

学校英語では、常にこう問われてきました。

  • 文法的に正しいか
  • ミスがないか
  • 模範解答と一致しているか

その結果、英語はいつの間にか「正解を作る教科」になっていきます。

でも、実際の英語は違います。
英語は、相手に意図を伝えるための道具です。

それなのに私たちは、「間違えたら恥ずかしい」「ちゃんとした英文を作らないといけない」と考えすぎて、口が止まってしまう。

英語が話せなかったのは、能力や努力の問題ではありません。
文法を“使うもの”ではなく“当てるもの”として扱っていたことが原因です。

原因② 英語を日本語に直してから理解しようとしていた

英語を読むとき、聞くとき、無意識にこんな処理をしていませんか。

英語 → 日本語に訳す → 意味を理解する

これは、学校教育では自然なやり方でした。
テストでは「正しく訳せるか」が評価されていたからです。

しかし、英語は語順の言語です。
前から順に意味を組み立てていきます。

一度日本語に変換しないと理解できない状態では、

  • 会話のスピードについていけない
  • 長文になると途中で崩れる

という問題が必ず起こります。

英語が難しく感じていた原因は、英語力ではなく、処理の仕方が学生時代のままだったことにあります。

原因③ 文法を「型」として使っていなかった

be動詞、一般動詞、時制…。
ルールとしては知っている。

でも、実際の場面で使えない。

この最大の理由は、文法を「使い回す型」として扱っていなかったからです。

たとえば、be動詞。

I am 〜
You are 〜
He is 〜

これは説明用の知識ではありません。
そのまま何度も使える、会話の型です。

I am tired.
I am busy.
I am happy.

語順と型を守ったまま、単語を入れ替えるだけで表現は広がります。

英語は、
文法が多少崩れてもいい言語ではありません。
語順と型が崩れると、意味が通じなくなります。

ただし、最初から洗練された表現や高度な言い回しを目指す必要もありません。
中学英語の型を正しく使っていれば、
単語がシンプルでも、意図は十分に伝わります。

足りなかったのは「文法」ではなく「視点」

ここまでをまとめると、英語が話せなかった理由はこうです。

文法を正解として扱っていた

日本語を経由して理解していた

文法を型として使っていなかった

どれも、才能や年齢の問題ではありません。
学び方の前提がズレていただけです。

だからこそ、英語は大人になってからでもやり直せます。

新しい文法を増やす必要はありません。
覚える量を増やす必要もありません。

中学英語を、
「知識」ではなく
「話すための型」として組み直すこと。

それが、「英語のリスタート」の本質です。

ここまでで、

・なぜ英語が話せなかったのか
・中学英語を学んでいたはずなのに使えなかった理由

が、はっきりしてきたはずです。

英語のリスタートは「理由を知る」段階から、「具体的に組み直す」段階へ進んでいきます。

英語は、ここから確実に変わり始めます!

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