― 英語の9割は最初に決まっている ―
中学英語と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか。
「基礎」
「簡単」
「覚えればいいもの」
多くの人が、そう感じてきたはずです。
実際、学生時代の英語の流れもこうでした。
- 中学英語 → 基礎
- 高校英語 → 応用
- 大学・英会話 → 実践
でも、英語をやり直してみて分かったことがあります。
この捉え方そのものが、英語を難しくしていました。
「中学英語=簡単」という誤解
中学英語は、確かに使われている単語も文法もシンプルです。
そのため、「中学英語は分かっている」「できているはず」と、無意識に判断されがちです。
しかし実際には、中学英語の段階で、
- 英語の語順
- 文の骨格
- 物事の捉え方
といった、英語の根幹部分がすべて登場しています。
簡単に見えるのは、内容が薄いからではなく、英語という言語の設計がシンプルだからです。
英語は「あとから複雑になる言語」ではない
英語は、勉強が進むにつれてどんどん新しい仕組みが増えていく言語ではありません。
実際には、
- 語順
- 文の形
- 視点の置き方
といった重要な部分は、最初の段階でほぼ固定されます。
その後に学ぶ高校英語や、難しそうに見える表現も、
ほとんどがその枠組みの中で起きていることです。
つまり、
- 英語が途中から急に難しくなった
- 高校英語でつまずいた
のではなく、
最初に決まる部分を曖昧なまま通り過ぎてしまった
というのが実情です。
高校英語が「別物」に感じる理由
高校英語に入った途端に「急に分からなくなった」「中学英語とは別の言語みたいだ」と感じた人は多いと思います。
でも実際には、高校英語は新しい言語を学んでいるわけではありません。
中学英語で登場した考え方を、
- より正確に
- より細かく
- より厳密に
扱っているだけです。
それなのに難しく感じるのは、中学英語の段階で英語の型を“使うもの”として定着させないまま進んだからです。
中学英語を「通過点」にしてしまった影響
学校では、英語はテストのための科目でした。
- 正解を選ぶ
- 正しく訳す
- 間違えない
その結果、中学英語は、「覚えて終わり」「テストが終わったら次へ」という扱いになりがちです。
でも本来、中学英語は何度も立ち返り、使い続けるための土台でした。
ここが曖昧なままだと、
- 文法は知っているのに使えない
- 英文を前から理解できない
- 会話になると口が止まる
といった状態が起こります。
これは、才能の問題ではありません。
設計図を理解しないまま、建物を高くしようとした結果です。
なぜ「やり直し」は中学英語からでいいのか
大人になってから英語をやり直すと、「今さら中学英語からで大丈夫なのか」「もっと効率のいい方法があるのでは」と不安になるかもしれません。
でも、大人だからこそできることがあります。
- 英語の全体像を俯瞰できる
- 何が重要で、何が枝葉かを判断できる
- 無駄な暗記を省ける
中学英語は英語学習の“入口”ではなく、英語を使うための完成図です。
そこを「知り直す」のではなく、「使える形に組み直す」。
それが、エイゴリスタの考える「英語のリスタート」です。
次に進むために必要なこと
ここまでで、
- 英語が話せなかった原因
- 中学英語の本当の位置づけ
が見えてきたはずです。
次に必要なのは、中学英語の中でも、英語の骨格を作っている最重要ポイントを一つずつ、使う視点で見直していくことです。
次の記事では、英語のすべての文の土台になるbe動詞と一般動詞を、暗記ではなく、「役割」と「使い回し」という視点で整理していきます。
英語は、ここから具体的に動き始めます。


コメント